日本も注目!未来を創るSTEAM教育、スイスで体験しませんか?

最近、女性初で日本銀行の理事を務めた清水季子氏が、より多くの女性がSTEM関連分野を経験できるよう、コンサルティング会社を立ち上げ、この10月から活動を開始するといったニュースを耳にしました。
 
また、メルカリ創業者でCEOの山田進太郎氏が設立した財団では、中高生の女子に理系キャリアに関心を持ってもらうことを目指し、STEM分野の職場体験を提供するプログラム「Girls Meet STEM Career」を開始することも発表されました。同プログラムには、旭化成やJR東日本、ホンダ、理化学研究所など16の企業や研究機関が参加しているとのことです。
 

STEMとSTEAM教育

ここ何年かでよく耳にするようになった「STEM」や「STEAM」という言葉、みなさんはご存じですか。「STEM」とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の4つの教育分野を総称した言葉です。ここに創造力を伸ばすための、芸術(Art)を加えたものが「STEAM」です。
 
STEM教育は2000年代からアメリカで始まりましたが、オバマ元大統領の演説でその知名度が上がりました。日本では、2019年、文部科学省の中央教育審議会諮問でSTEAM教育の推進が取り上げられ、話題になりました。
 
文部科学省のホームページでは、STEAM教育について、以下のような説明がされています。
「文部科学省では、STEMに加え、芸術、文化、生活、経済、法律、政治、倫理等を含めた広い範囲でAを定義し、各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科等横断的な学習を推進しています。」
 
経済産業省が公開している無料のデジタルコンテンツライブラリー「STEAMライブラリー」でも興味深いSTEAM教材が紹介されているので、ご興味のある方は、ホームページをご覧になってはいかがでしょうか。
 
AIやIoTなど、デジタル化が急速に広がる世の中、様々な分野の教科を横断的に学び、情報を活用しながら統合的に問題解決をする力がますます求められますね。
 

スイスで体験できるSTEAM教育

スイスでもSTEAM教育は取り入れられていますが、各学校のサマースクールではSTEAMのプログラムを体験することができます。
 
今年、STEAMをプログラムに取り入れていたボーディングスクールは、レザン・アメリカン・スクール校、コレージュ・リセ・サン・シャール校、サーバル・モントルー校、セントジョージズ校、タシス・アメリカン・スクール校などが挙げられます。その他にも、数学や科学、テクノロジー、ロボット工学、コーディングなどのプログラムを提供している学校もたくさんありますので、ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
 
STEAMプログラムを取り入れている、スイス南部、イタリア語圏に位置するタシス校のサマースクール終了イベントが二日間に渡って開催されました
 

タシス・アメリカン・スクール校のサマースクール

STEAMプログラムを取り入れている、スイス南部、イタリア語圏に位置するタシス校のサマースクール終了イベントが二日間に渡って開催されました。
 
同校のサマースクールでは、語学やスポーツ、週末の日帰り旅行(ミラノやスイス国内)など、豊富な種類の選択肢とエキサイティングなプログラムが用意され、演劇、歌、ダンス、作詞作曲、映画制作など、多種多様な舞台芸術をこの業界で最高のチームの指導のもと、探究する機会も得られます。
 
その集大成が、各セッションの最後の数日間に開催されるサマー・アート・フェスティバルです。3週間の練習や取り組みの成果を感じられ、参加者は皆、ひとまわりもふたまわりも成長したように感じました!
 
 タシス校のサマースクールにご興味のある方、人気校ですので、お早めにお問い合わせくださいませ。 

サマースクール:タシス・アメリカン・スクール校