スイスのボーディングスクールはなぜ高額なのか?ボーソレイユ校が語る12の理由
2025/11/6 08:00:33
これまでスイスのボーディングスクールの魅力について、たくさんお伝えしてきましたが、その費用が世界でもトップクラスであることから、多くの親御様が「なぜここまで高額なのか」と疑問を抱かれることも少なくありません。しかし、ボーディングスクールの現場を知れば知るほど、その費用に正当性があることが見えてきます。
今回は、スイス・ローザンヌにある名門ボーディングスクール、コレージュ・ボー・ソレイユ(ボーソレイユ)校に紹介されている記事から、 スイスのボーディングスクールがなぜ高額 なのか、その理由をご説明します。
コレージュ・ボー・ソレイユ校について
ボーソレイユ校は、1910年から続く伝統校です。アルプスの山中にあるお城のような校舎は、ヨーロッパ貴族の世界を連想させます。2017年には改装工事が実施され、伝統的な景観を保ちつつ、モダンな校舎が建設されました。
ボーソレイユ校は、学問の厳格さだけでなく、学生の人格形成や生活全般において 世界でもトップクラスの教育環境 を提供することで知られています。
同校の詳細については、以下のリンクよりご覧ください。
ボーディングスクールが高額な12の理由
記事では、ボーディングスクールが高額な理由について12のポイントを挙げています。
1. 細部にまでこだわる卓越性
ボーソレイユ校を含むスイスの学校では、学力だけでなく学生の全人格的な成長を重視しています。学業の厳格さと同時に、精神面のサポートや幅広い教育プログラムに力を入れており、世界レベルの施設や専門性の高い教師陣が揃っています。
これにより「単に試験に強い生徒」ではなく、国際的な視野を持ち、自立した人間を育てることが可能になります。こうした教育には、徹底したリソースと専門性の高い人材への投資が欠かせず、結果として学費が高額になる理由の一つです。
2. 高度な学習プログラム
スイスの学校では、以下のような世界トップクラスのカリキュラムを提供しています。学問の柔軟性と厳格さを両立し、暗記中心の教育ではなく、思考力や問題解決能力を養うプロジェクト型学習を重視しています。少人数制で専門性の高い教師陣を揃えることが求められ、教育資源や人材への投資が必要です。
・国際バカロレア(IB)
・英国Aレベル
・フレンチバカロレア
・米国高校卒業資格
ボーソレイユ校では、11、12学年では、国際バカロレア(IB)カリキュラムを学びます。
3. 多言語・グローバル教育
ボーソレイユ校では言語教育を徹底しており、ネイティブ教員や浸透型プログラムにより、多くの卒業生が複数言語を自在に使えるようになります。言語を学ぶだけでなく、異文化理解や国際的な自信も育まれます。
4. 人間性の成長を最優先
学力だけでなく、思いやりや誠実さなどの価値観も日々の生活で育みます。マインドフルネスやジャーナリング、自然体験学習などを通じて、自立心と感情面の成熟を促す取り組みには専任スタッフと施設が必要です。
5. 充実した課外活動
スポーツや音楽、演劇、芸術、テクノロジー、起業プログラムなど、課外活動も教育の一環です。オリンピックレベルのコーチやプロ仕様の設備を整えることは大規模な投資を要しますが、学生の多様な才能を引き出すことができます。
6. 実社会への準備
ボーソレイユ校では金融リテラシーやリーダーシップ教育、起業家プログラムを通じ、実生活で役立つスキルを磨きます。TEDスタイルの講演やグローバルサミットへの参加も行われ、卒業後の大学やキャリアで即戦力となる人材を育成します。
7. 安全で安定した環境
スイスの政治的安定性や低犯罪率に加え、キャンパスは24時間体制のケアや健康管理が整っています。特に著名人の家族も安心して子どもを預けられる環境です。
8. 生涯にわたる価値とネットワーク
ボーソレイユ校の卒業生ネットワークは世界中に広がり、ビジネス、政治、芸術などの分野で活躍する人々とのつながりを提供します。卒業後も学生たちの人生に大きな価値をもたらします。
9. 世界レベルのキャンパス施設
アルプスの絶景に囲まれたキャンパス周辺には、スキー場、馬術施設、音楽ホール、オリンピックサイズのプール、ロボット研究室、プラネタリウムなどが揃います。ラグジュアリーリゾートのような環境が学習効率やウェルビーイングを高めます。
10. 個別に最適化された学習
少人数制と生徒と教師の低い比率により、一人ひとりに合わせた指導が可能です。専任の学習支援スタッフやカウンセラーが学習面・生活面をサポートします。
11. 24時間体制のボーディングケア
食事、宿泊、感情サポート、健康管理など、日常生活全般を学校がサポートします。寮スタッフやカウンセラー、看護師、心理士が常駐し、学生の安心と成長を保証します。
12. 持続可能性と未来志向の価値観
エコ認証建築、地産地消の食事、再生可能エネルギーの活用など、環境教育にも力を入れています。学生は責任あるリーダーとしての意識を育みます。
ボーソレイユ校では、校外学習の一環としてワイナリー見学や農業体験も行われています。自然や文化を学ぶだけでなく、持続可能性や環境意識を身につける貴重な機会です。
これらのことから、スイスの学校が高額である理由は、単なる「ブランド」や「立地」だけではなく、教育・生活・成長のすべてにおいて世界最高水準の体験を提供しているからだとわかりますね。この投資は、学問だけでなく、人生を豊かに生きる力を育むものと言えるのではないでしょうか。

ボーソレイユ校を見学
今年の夏、スイス留学を検討されているご家族と一緒にボーソレイユ校を訪問しました。
普段の見学では見ることのできない、スイス・シャレーを改築した寮の見学をすることもできました。ハイジの物語に出てくるようなお家のかわいさと部屋から見渡すことのできる 山景色の素晴らしさ にお子様も大喜びの様子でした!
さらにその寮の窓からは、ボーソレイユ校が所有するミツバチの巣箱も見ることができました。ここには、12万匹のミツバチが暮らしていて、学校独自の養蜂プロジェクトが行われています。
ただの自然体験にとどまらず、生徒たちは マーケティングや財務、製品開発 までを学ぶとのこと。自然との関わりの中で、ビジネス感覚まで育てる。とてもユニークな学びの形ですね。
サマースクールから始まるスイス留学の第一歩
ボーソレイユ校では毎年サマースクールも実施しており、正規留学を検討する前に、短期で学校の雰囲気を体験することが可能です。初めての寮生活や友人づくりに不安を感じている親御様も、まずはサマースクールから検討されてはいかがでしょうか。
お子様が実際にスイスで過ごし、環境を体験することで、親御様も より具体的に将来の留学計画を描く ことができます。
同校のサマースクールについては以下をご覧ください。
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