スイスは、ヨーロッパのほぼ中心に位置しています。日本と同様に四季があります。緯度は北海道よりも高く、湿気も低いので、夏でも涼しい避暑地のような気候です。
スイスの気候は、北部、南部、アルプス山岳地帯の3つの地域に大きく分けられます。各地で気温が大きく異なり、南部は北部よりも温暖な地中海性気候になります。全体的に内陸に位置しているため、気温の高低差が激しく、天候の変化も大きいため、外出前に天気予報を確認する癖をつけると安心です。
アルプス山岳地帯では「山の天気は変わりやすい」の言葉通り、天候が急変して悪天候の影響を受けてしまうこともあります。特に山岳地方の学校訪問は、日中は暑くても朝晩は上着が必要になるくらい天気が変わってしまうので、注意が必要です。
また、紫外線は日本と同様に注意が必要ですが、標高が高くなるとさらに受ける紫外線は強くなるため、帽子やサングラス、日焼け止めクリームは持参することをお勧めします。
しかしながら、冬の日照時間が少ないスイスでは、ビタミンDを生成する日光は、子どもの骨の発育のために必要だと重視されています。スイスでは、生後3年間は子供にビタミンDを与えるよう助言されます。
ヨーロッパでは、多少の雨なら傘もささず屋外で活動することが多く、学校でも傘をささずに防水性の上着を着て外で遊ぶことがあります。近年では局地的な豪雨や、テニスボール大の雹が降ることもあります。