スイスは地理的に公用語が多言語であるように、その食文化も隣接する、ドイツ、イタリア、フランスから大きな影響を受けているため、地域によって食文化は大きく異なります。

スイスは農業国として発展していたので、食材は比較的シンプルで質素な伝統料理が多いです。日本のように3食暖かい食事を摂る習慣はなく、朝は軽く、昼にボリュームがある暖かい食事、夕食は冷たいハムやチーズで済ませ、外食もあまり頻繁にはしないスイス人も珍しくありません。現在でもホームパーティで良くいただく、スイス料理を代表するチーズフォンデュやラクレットも、材料の数は少なくシンプルです。

家庭での食事の時間は、日本よりも少し早めです。一般的には7:00頃に朝食、12:00~13:00が一般的なランチタイム、夕食は18:00~19:00くらいにとります。

公立の学校では12時よりも前にランチタイムが始まることが多く、給食やお弁当ではなく家に帰って食べるのが一般的です。