若き芸術家が世界中からスイスに集うジュリアードのサマースクール
2020/1/27 12:00:24
スイスの2020年サマースクールの日程が発表され、既に沢山のご家族からお問い合わせやお申し込みをいただいているところですが、今回は、2019年7月にピアノ専攻として『ジュリアード・パフォーミング・アーツ・サマープログラム』へご参加されたお子様の、最終日に開催された発表会を見学した際の様子をご紹介します。
舞台芸術教育の世界的なリーダーであるニューヨークのジュリアード音楽院から講師が派遣され、本格的なレッスンが体験できる2週間のサマープログラムは、ジュネーブ空港から車で10分圏内という便利な場所にある私立の寄宿学校、コレージュ・ドゥ・レマンにて実施されています。
このプログラムは、声楽、楽器、ダンス、演劇等に分かれてプログラムが構成されており、この日は、2週間の練習の成果を発揮する発表会が各クラス、又は多目的ホールで行われました。
ジュリアード音楽院のフラッグシッププログラムとして実施されているこのサマープログラムは、複数の興味や関心を持つ生徒に適した「Discovery Programme」と、いずれかの分野に集中し技術向上を目指す、上級パフォーマンスアーティスト向けの「Young Artist Programme」が提供されています。
10歳から18歳を対象とし、参加応募時に選考審査があるため、一定のパフォーマンスを身に着けた若きアーティストたちが集うサマースクールとなっています。
2019年のピアノ専攻クラスは、日本人2名の他、アメリカ、ベトナム、香港、スペイン、スイス、イギリス、アラブ首長国連邦、南アフリカ、インドから多国籍な25名の児童生徒が参加していました。
まずはじめに、ジュリアード音楽院教師であるヴィヴィアン・チャン博士よりサマースクールで行ってきた生徒児童の取り組みについて紹介があった後、4名の女子児童による2台のピアノを使ったJ.S.バッハの『シチリアーノ』の連弾で発表会が幕を開けました。その後は個々の練習したソロ曲が披露され、発表会にお越しになった保護者の皆様も、お子様が奏でるメロディに聞き入りながら楽しまれていらっしゃいました。応募時に選考審査があるだけあり、全生徒児童の演奏のレベルが高く、素晴らしいパフォーマンスでした。その後、サマースクールの修了証の授与式が行われ、講師陣による総括がありました。
最後には、4名の講師よりプレゼントとして、ピアノ連弾曲が披露され、ピアノ専攻をされたお子様たちの素敵な発表会が幕を閉じました。
この他、コレージュ・ドゥ・レマンのキャンパス内では、合唱や室内楽、ダンスの発表などが行われ、お子様の発表会以外にも、それぞれの会場に足を運んで沢山の親御様がサマープログラムの最終日を楽しんでいらっしゃいました。
2週間という集中した期間で、ソロとアンサンブルのレパートリーを学び、より高いパフォーマンススキルの習得に取り組みながら、志を同じくする仲間たちと協力して制作を行うことができる、貴重なサマープログラム体験。参加されたお子様の表情からも、非常に充実した時間をお過ごしになったことを読み取ることができました。
全専攻の発表会を終えた後は、屋外でランチが振舞われ、その後全生徒児童と講師陣による保護者の皆様への合唱のサプライズプレゼントがありました。
サマープログラムでの経験を経て、一段と成長されたお子様の様子を発表会でご覧いただくことができる、素晴らしい内容でした。
訪問当日の様子を映像で紹介しています。
2019年のジュリアード・パフォーミング・アーツ・サマープログラムハイライト動画はこちら:
1日のサマープログラムの流れの紹介動画はこちら:
2020年の『ジュリアード・パフォーミング・アーツ・サマープログラム』もコレージュ・ドゥ・レマン校にて、7月4日(土)~7月18日(土)に開催が決定しております。
来年のサマースクールに関しまして、ご検討されていらっしゃる場合は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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