ワールドカップ、スイス代表にも注目!国歌は何語で歌う? 多様性が生むチームの強さ
2026/6/18 08:00:18
日本代表もスイス代表も初戦を引き分け、グループリーグ突破に向けてこれからの戦いに注目が集まっています。
ワールドカップの見どころは試合だけではありません。試合前に流れる国歌斉唱も、その国らしさを感じられる印象的な場面の一つです。
【スイス代表は何語で歌っている?】
日本代表の選手たちが「君が代」を歌う姿を見慣れているせいか、スイス代表の国歌斉唱を見ていると、「あれ?歌っていない選手が多い?」と感じたことはないでしょうか。
実はそこには、 多言語・多文化国家であるスイスならではの背景 があります。
スイスの国歌は「スイスの賛歌(Swiss Psalm)」と呼ばれています。
国歌には、 ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの公式な歌詞 が存在し、それぞれの言語圏の人々が自分たちの言葉で国歌を歌うことができます。
スイス代表には、さまざまな言語的背景を持つ選手が集まっているため、国歌斉唱の際も全員が同じ言語で歌うとは限りません。
2018年のワールドカップ期間中、イタリア語圏のスイス公共放送RSI(Radiotelevisione svizzera)のインタビューで、イタリア語圏のティチーノ州出身のスイス代表選手が、国歌を歌わない理由について、「複数の言語で歌うと対戦相手が混乱するから。」「自分は歌が下手だから。」「歌詞を覚えていないから。」と理由を挙げたそうです。
実は、スイスでは国歌の歌詞を正確に覚えている人はそれほど多くないと言われています。スイス国歌「スイスの賛歌」は全4番まであり、日常生活の中で歌う機会も限られているため、歌詞を最後まで知っている人は多くはないそうです。
また、「スイスの賛歌」には神や宗教的な表現が多く含まれていることから、現代の多様な社会を十分に反映していないのではないかという議論もあります。
日本では国際試合で国歌をみんなで歌うことを当たり前のように感じていますが、多言語・多文化国家であるスイスでは、国歌との向き合い方もさまざまです。
スイス代表に国歌を歌わない選手がいるのは、愛国心がないからではありません。多言語国家ならではの事情に加え、歌詞を覚えている人が必ずしも多くないことや、国歌に対する考え方が人それぞれであることも、その背景にあるからなのですね。
【多様性こそがスイスの強み】
スイスは言語や文化的背景が異なりますが、チームとしてまとまりがないわけではありません。
スイスは人口約900万人の小さな国ですが、2006年大会から6大会連続でワールドカップ出場を果たしています。
また、2024年の欧州選手権(UEFA EURO 2024)では、前回大会王者イタリアを2対0で破ってベスト8に進出。準々決勝では強豪イングランドを相手にPK戦までもつれ込む接戦を演じ、あと一歩でベスト4というところまで迫りました。
スイス代表の監督である ムラト・ヤキン氏は、FIFAのインタビューで、現在のチームについて「非常に結束が固く、長い時間を共に過ごしてきたチーム」であり、「ピッチの内外で本当に固く結ばれている」と語っています。
さらに、 「サッカー界の強豪国を相手にしても対等以上に渡り合える」 と自信をのぞかせています。
異なる言語や文化的背景を持つ選手たちが、一つのチームとしてまとまる。その姿は、多様性を尊重しながら共に生きるスイス社会そのものを表しているようにも感じられます。
ワールドカップの舞台で見せるスイス代表の団結力は、 多言語・多文化国家であるスイスの強み そのものなのかもしれません。

【スイスのボーディングスクール】
こうした価値観は、スイスのボーディングスクールにも息づいています。
世界中から集まる児童生徒たちが、言語や文化の違いを超えて学び、成長していく環境は、まさにスイス代表の姿とも重なります。
スイスの多様性を体験してみたい方は、まずは サマースクールからその魅力に触れてみては いかがでしょうか。
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最後に、ワールドカップでは日本代表はもちろん、スイス代表にもぜひ注目してみてください。
みんなで日本とスイスを応援しましょう!










