インスティテュート・モンテ・ローザ 新型コロナ対策

スイスでは、連邦政府が新型コロナウイルス感染症の流行を封じ込めるための更なる措置を発表し、ナイトクラブの閉鎖や公的・私的イベントの人数制限、高等教育機関における対面授業の禁止などの追加措置が導入されていますが、各ボーディングスクールでも様々な対策を実施しながら、授業及び寮生活を継続しています。
 
そんなコロナ禍ではありますが、10月下旬、ジャズ・フェスティバルで世界的に知られるモントルーの湖畔に佇む寄宿学校、モンテ・ローザ校を訪問してきました。
今回の訪問目的は、弊社でサポートをさせていただいている小学生のお子様の様子を伺いに学校を訪問*いたしました。
(*補足:弊社が提供するサポートの中には、学校を訪問し、お子様の生活面や学業面の様子について各教員からお話を伺い、報告内容をまとめ写真付きのレポートとしてご家族にご提出させていただくサポートがございます。訪問には、事前に学校の許可をいただいております。)
 
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モンテ・ローザ校は、通常、全校生徒数約50人程のとても小さな学校です。現在は、学校での対面式授業に加え、スイスへの渡航が叶わない生徒のために遠隔授業を提供し、対応をしています。

 
学校でのコロナ対策としては、マスク着用やこまめな手洗い・ソーシャルディスタンシング(人と人との物理的距離を保つこと)はもちろんのこと、各児童生徒には一人部屋が与えられ、食事はビュッフェスタイルから一人一人に配膳する給仕スタイルへと変更となりました。
 

コロナの影響で例年とは異なり、寮生が極端に少ない環境で新学期を迎えましたが、その分、他の国の生徒とも分け隔てなく積極的に交流できているようで、良い交友関係が構築できているようです。
 
また、総合的な英語力を向上させるための授業(EFL)では、現在生徒数が少ないため、先生との一対一の個人レッスンとなっているそうで、よりきめ細やかな指導を受けることができているとのことでした。
 

モンテ・ローザ校では、コロナ禍においてだけでなく、児童生徒一人一人の個性や適性、ニーズに合わせた「テーラーメイド」な教育を提供しています。まさに、校長が仰るとおり、「ブティック(小規模な専門店)」な寄宿学校であり、すベての児童生徒が同じレールの上で学ぶのではなく、児童生徒一人一人に寄り添い、その子が持つ可能性を最大に引き出してくれる学びの場となっています。
 
実際に、今回お会いしたお子様も入学からわずか2ヶ月弱で英語力と自立心が目覚ましく向上していらっしゃいました。個々のペースや理解度に合わせて学習を進められる環境は、子どものやる気スイッチを引き出してくれ、満足のいく結果へと導いてくれることを改めて実感しました。
 

今は、世界中の教育現場に大きな混乱をもたらしている「ウィズ・コロナ」時代。状況に応じて迅速かつ柔軟に対応し、徹底した感染防止対策を講じたうえで、なおも高水準な教育を継続して提供できるのは、スイスの寄宿学校の強みと言っても過言ではないでしょう。

 
そして、コロナ禍においても、学校訪問や渡航同行・空港対応など、スイス在住の私たちの現地サポートを通して、ご家族に安心をご提供できることを嬉しく思います。

 
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