スイスで残る現金文化、ボーディングスクールのお小遣い事情とは?

スイスで残る現金文化、ボーディングスクールのお小遣い事情とは?

みなさんは、日々のお支払いにモバイル決済を使用していますか?
 
スマートフォンひとつで支払いができるキャッシュレス決済が急速に普及し、現金を持ち歩く機会が減ったという方も多いのではないでしょうか。
 
スイスでも、モバイル決済は広く利用されています。スイスで最も普及しているのは、スマートフォン向けのモバイル決済アプリ「TWINT(トゥウィント)」です。スイス居住者向けのサービスで、スイスの銀行などと提携しており、国内のさまざまな小売店で利用できます。スイス版PayPayといった感じでしょうか。
 
しかし今年3月、「モバイル決済アプリの利用拡大がやや落ち着いてきている」というスイス国立銀行の調査結果が発表されました。
 
コロナ禍以降はキャッシュレスが進んだ一方、これまで現金主義とも言われてきたスイス。 依然として現金を好む人も多い ようです。
 

キャッシュレス化が進んでも残る「現金文化」

レストランなどでのチップについても、「現金で渡したい」と考える人が多く、昨年のチューリヒ応用科学大学の調査によると、69%の人が、飲食代をカードやスマートフォンで支払った場合でも、チップは現金で支払うと回答したとのこと。
 
 「サービスをしてくれた相手に、直接感謝を伝えたい。」 そんな価値観が、今でもスイスには根強く残っているようです。
 
キャッシュレス化が進む一方で、現金文化も大切にされている。
こうしたスイスらしい特徴は、実はボーディングスクールやサマースクールでのお子様のお小遣い管理にも少し通じる部分があります。
 
キャッシュレス化が進む一方で、現金文化も大切にされているスイス
 

スイスのボーディングスクールでのお小遣い管理

スイスのボーディングスクールやサマースクールでは、多くの場合、おやつを含む食事や寮生活に必要な基本費用は学費に含まれています。
 
そのため、お小遣いは主に、遠足時のお土産購入や軽食や飲み物、個人的に欲しいと思う文房具や日用品の買い物などに使用されます。
 
例えば、スイスのサマースクールでは、低年齢のお子様の場合、週に50フラン程度のお小遣いが、遠足や外出時に使用できるよう学校から適宜支給されます。学校により異なりますが、一度支給されたお小遣いは、 お子様自身で管理する必要 があります。
 
「今いくら残っているのか」「次の外出まで残しておけるか」といったことを、自分で考えながら、貴重品を管理して生活していくことになります。お小遣いの中からご家族へのお土産を購入されるお子様もいらっしゃいます。
 
留学というと、語学や国際教育に注目が集まりがちですが、
 「お金を計画的に使うこと」  「自分で管理すること」 なども、お子様にとって大切な経験になります。
 
便利なモバイル決済が広がる時代だからこそ、「お金を使う感覚」を実際の生活の中で学ぶことも、スイス留学ならではの経験のひとつと言えるかもしれません。
 

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